OpenOffice.org Community Announces Third Major Release of Its Free, Easy-to-Use Office Software

(本プレスリリースは英文プレスリリース"OpenOffice.org Community Announces Third Major Release of Its Free, Easy-to-Use Office Software"の日本語訳に改変を加えたものです。OpenOffice.org日本語プロジェクトの翻訳プロジェクト [translate@openoffice.org] の Reiko Bovee、Kazunari Hirano、Katsuya Kobayashi により翻訳・査読されました。)

OpenOffice.org 3.0 は、他のどんな市販のオフィススイートより優れた柔軟性と機能性 を備えています。OpenOffice.org は、この 3.0 で初めて Mac OS X のネイティブ環境 アクアに対応しました。

2008年10月13日 英国エディンバラ(PRWEB)発 - OpenOffice.org コミュニティは、8回目の誕生日を迎えた今日、OpenOffice.org 3.0 のリリースを発表しました。フランスのパリでは、OpenOffice.org 3.0 のリリースを祝うパーティーが開かれました。

3度目のメジャーアップデートとなった今回のリリースでは、いわゆる生産性スイートとしての機能が大きく改善されました。そして、OpenOffice.org 3.0 は、Mac OS X のネイティブ環境アクアで動作します。高機能かつ拡張可能な生産性ツールも備え、Mac ユーザーを含むすべてのユーザーがこれらを利用できるようになったのです。

OpenOffice.org 3.0 は、単なる生産性アプリケーションではありません。拡張機能でそれ以上のオフィススイートにすることができます。OpenOffice.org は基本アプリケーションとしてワープロ(文書作成)、スプレッドシート(表計算)、プレゼンテーション、グラフィック(描画)、フォーミュラ(数式エディタ)、そしてデータベース機能を備えています。これらの基本機能を拡張するエクステンションは、OpenOffice.org エクステンション・リポジトリから簡単にダウンロード、インストールすることができるようになりました。会社で使う人、学校で使う人、そして家庭で使う人が自分のスタイル、自分の仕事にあわせて、必要な機能だけを追加し、OpenOffice.org を自分が一番使いやすいオフィススイートにすることができるのです。このように各々が使いやすいようなオフィススイートに「自由」に出来るのが、OpenOffice 3.0 の柔軟性です。

この「自由」は、多くの人に受け入れられました。ダウンロード件数がそれを証明しています。前メジャーリリース OpenOffice.org 2 を遥かに凌ぎ、OpenOffice.org 3 のベータ版やリリース候補はこれまでに数十万回のダウンロードを記録しました。

OpenOffice.org コミュニティ・マネジャー Louis Suarez-Potts は次のように語ります。

「私たちの市場は広がっています。各国政府、地方自治体、企業が、次々に、ISO 規格と なった Open Document Format (ODF) を採用しています。また、この ODF を標準ファイ ルフォーマットとして使っている OpenOffice.org を積極的に採用し、好んで使っていま す。OpenOffice 3.0 は、機能性、拡張性、そして MS Office との相互運用性もさらに高 めました。OpenOffice.org 3.0 は、デスクトップ環境を特定ベンダーへの依存から解き 放ちます。」

OOo マーケティング・プロジェクトのコリード(共同責任者)Florian Effenberger は、 次のように語ります。

「OpenOffice.org 3.0 は、かつてなくパワフルになりました。MS Access 2007 のデータ ベース・ファイル .accdb をサポートします。VBA マクロのサポートも改善されました。 MS Office Open XML ファイルを読む機能を新たに備えました。MS Office の古いバージ ョンから OpenOffice.org に移行する方が、MS Office 2007 に移行するより簡単です。」

OpenOffice.org 3.0 はルック・アンド・フィールも新鮮です。新たにスタートセンター を備え、起動時に表示されるスプラッシュスクリーンも新しくなりました。アイコンも一 新し、ユーザビリティ(使い勝手)が向上しました。

次に主な新機能を紹介します。

OpenOffice.org のエクステンション・サポートは、OpenOffice.org 3.0 とともに成長を続けます。Impress のプレゼンターコンソール、経営分析サポートツール、PDF インポート、ハイブリッド PDF の作成、複数言語をサポートする新機能など、さまざまな開発者から提供される追加機能の数は驚くべき速さで増えています。

OpenOffice.org マーケティング・プロジェクト・リード(責任者)John McCreesh は次のように語ります。

「Web アプリケーションの成長はめざましいものですが、重要な仕事ではやはり、豊富な機能を備え、スピーディに使えるデスクトップ・ソフトウェアが大きな力を発揮します。また OpenOffice.org なら、新しい Web 2.0 の世界にすんなりと入っていけます。XHTMLや MediaWiki など難解な Web 言語を知らなくても、OpenOffice.org の Writer で Webページや Wiki ページを作成し、Web にアップロードすることができるからです。」

OpenOffice.org は、11月の5日から7日まで、中国、北京で OpenOffice.org Conference2008 を開催します。OpenOffice.org コミュニティのみなさんに参加を呼びかけているところです。

OpenOffice.org は無料でダウンロードできます。

問い合わせ先

Cindy Akus (UTC -04h00)
Crossroads Public Relations
+1 (919-414-6082)
cakus @ crossroadspr.com

John McCreesh (UTC +01h00)
OpenOffice.org Marketing Project Lead
jpmcc @ openoffice.org
+44 (0)7 810 278 540

Louis Suarez-Potts (UTC +02h00)
OpenOffice.org Community Manager
Chair, Community Council
louis @ openoffice.org
+1 (416) 625 3843

各国マーケティング・コンタクト

OpenOffice.org について

OpenOffice.org コミュニティは、代表的なオープンソース・オフィス生産性スイートである OpenOffice.org(R)の開発、翻訳、サポート、普及に携わるボランティアとスポンサー企業で働くコントリビュータ(貢献者)の国際チームです。OpenOffice.org の最先端ソフトウェア技術である Universal Network Object(UNO:ユーノウ)は、多くの開発者やさまざまなシステム・インテグレータなどが、OpenOffice.org のエクステンションやOpenOffice.org 以外のアプリケーションに利用することができます。

OpenOffice.org は、ISO(国際標準化機構)規格となった OASIS(構造化情報標準促進協会)標準のオフィス文書フォーマット OpenDocument Foramt(ODF)を使っています。また Microsoft Office のファイルフォーマットもサポートしています。OpenOffice.orgは、Windows、Linux、Solaris、Mac OS X など主要コンピュータ・プラットフォーム上で動作し100言語以上で使用可能です。OpenOffice.org はオープンソース・ライセンスである GNU Lesser General Public Licence (LGPL) というライセンスのもとに提供されているので、私用でも商用でも、使用目的にかかわらず無料で使うことができます。

OpenOffice.org コミュニティは、OpenOffice.org の創立スポンサーで最大のコントリビュータ(貢献者)である Sun Microsystems をはじめ、多くの企業からのあたたかい支援に感謝します。